近年の住宅は、和室をつくらない間取りが多くなっているため、やむを得ず洋室に仏壇を置かなければいけないという方も多いことでしょう。そうなった場合に困るのが、床暖房を設置しているフローリングの上に仏壇を置いてもよいのかどうかという疑問です。
本記事では、この疑問にお答えするとともに、設置方法の工夫についてもご紹介します。
目次
床暖房とは
暖房方法の一つとして近年人気の床暖房。足元から暖をとることのできる心地よさが魅力で、新築の住宅では多く取り入れられています。床暖房は、フローリングなどの床材内部に熱源が組み込まれており、床から直接その熱が伝わることで足元を暖めることができます。
暖房器具として人気の床暖房ですが、そこに仏壇を置いても大丈夫なのか心配な方も多いことでしょう。では、その疑問に以下の章でお答えします。
仏壇を床暖房の上に直置きするのはNG
和室がなくどうしても洋室に置かないといけない場合、床暖房の部屋は基本的に避けるべきでしょう。特に仏壇をフローリングの上に直接置くのは避けなければいけません。
ただし、熱源の種類や温まり方は製品によって異なります。どうしても置きたい場合は、必ず施工会社やメーカーに確認してください。
仏壇は熱に弱い
仏壇を熱源の近くに置くことで素材が変色したり劣化したりする可能性があるため、床暖房だけではなくエアコンやストーブにも注意が必要です。また、多くの仏壇は木材でつくられているため、熱源のそばに置くことで火災のリスクもゼロではありません。
仏壇を熱源のそばに置くことで起きうるトラブル
ここでは、仏壇を熱源のそばに置くことで起きる可能性のあるトラブルについてご紹介します。
変色・劣化
仏壇は熱源の近くに置くことで素材が変色したり劣化したりする可能性があるため、床暖房だけではなくエアコンやストーブにも注意が必要です。直射日光が直に当たる場合も日焼けによる変色や退色が起きやすいため注意が必要です。同様に、テレビやオーディオ機器、パソコンなど熱を持つ電化製品の近くも避けた方がよいでしょう。
ひび割れ・変形
仏壇に直接 暖房の風が当たると、木材が乾燥してひび割れや反りなどの変形を招いてしまう恐れがあります。
カビ・腐食・劣化
熱がこもりやすく湿気の多い場所に仏壇を設置すると、カビの原因になるだけではなく、木材が腐食したり劣化したりする可能性があります。
なかでも特に熱に弱い仏壇
＜オイル仕上げの仏壇＞
表面に塗膜を作らないオイル仕上げの仏壇は熱に弱く、傷や汚れの影響も受けやすいため注意が必要です。
＜ラッカー仕上げの仏壇＞
ラッカー仕上げの仏壇は日光や熱に弱いため、木材が黄ばむ可能性もあります。
床暖房の上に直接置く場合は置き畳を利用しよう
どうしても床暖房の上に仏壇を置くしかない場合は、フローリングに置き畳を敷いて、その上に仏壇を置く方法がおすすめです。置き畳を敷くことで仏壇に伝わる熱を和らげるだけではなく、硬くて冷たいフローリングの上に仏壇を置くことの罪悪感も薄れるでしょう。
大師堂仏壇店では「家具調仏壇」も取り扱っています
大師堂仏壇店では、洋室にもなじむ「家具調仏壇」を取り扱いしています。
この仏壇は、大師堂がお客さまの声をかたちにした唯一無二のもの。仏壇の各所に入った桜の彫りがあたたかい雰囲気を演出し、部屋のインテリアとして空間を彩ります。またホワイトオークの優しい色合いは、リビングにも洋室にもうまく調和することでしょう。そして、仏壇の扉を開けると満開の桜がほのかに光り、仏さまやご先祖さまを優しく照らします。
＜仏壇本体580,000円のところ、仏具一式付550,000円（税込）でご提供中＞
大師堂仏壇店 オリジナル仏壇のおすすめポイント
大師堂仏壇店 オリジナル仏壇のおすすめポイントは3つ。
1．日本製
お客さまからのお声のなかで多いのが、「せっかくのお仏壇だから質の高い国内で作られたものが良い」というお声。そのため、大師堂仏壇店 オリジナル仏壇は、国内生産にこだわりました。なかでも日本5大家具産地の一つである家具の聖地、「旭川」の職人の手によって制作されています。
2．湿気や乾燥に強い
使用しているホワイトオーク材は、耐久性・耐水性に優れています。木材のなかでも硬い素材であるため、傷に強く、長くお家で設置する仏壇にぴったりです。落ち着いた白い色味と美しい木目は飽きることがなく、そっと触りたくなるような質感です。
3．経机にもなる広い膳引き付き
仏具を乗せたまま収納できる膳引きがついているため、使用するとき以外はそのまま収納できるため余計な手間がかかりません。
この他にも大師堂仏壇店では、「家具調仏壇」の種類をたくさん取り揃えています。ぜひご確認いただきご検討ください。
クチコミ件数
156件平均評価
4.9