日本には多くの宗派が存在しますが、それぞれの宗派によってお仏壇の選び方が異なることをご存知でしょうか。そのため、お仏壇の購入にあたって最初に行うべきは、ご自身の家の宗派の確認です。お仏壇を購入してしまってから菩提寺や親族から指摘されることがないよう、しっかりと確認したうえで購入しましょう。
この記事では、浄土宗・浄土真宗本願寺派・真宗大谷派・日蓮宗のお仏壇の種類、仏具や仏像などの選び方などをご紹介します。
目次
【宗派別】お仏壇・仏具・お位牌・仏像・掛け軸の選び方
お仏壇には、宗派によりさまざまな違いがあります。それぞれの宗教ごとのお仏壇や仏具、お位牌、仏像、掛け軸の選び方について解説します。
浄土宗
お仏壇の選び方
浄土宗には、「どのお仏壇でなければいけない」のような決まりはなく、唐木仏壇やモダン仏壇、真宗向けの金仏壇でも問題ありません。ただし、華美過ぎるものではなく、質素で清潔なお仏壇がよいとされています。
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仏具の選び方
浄土宗の仏具は、花立・火立・香炉の「三具足」、もしくは花立・火立・香炉・仏器・茶湯器の「五具足」です。基本的なお祀りの場合は三具足、正式にお祀りしたい場合は五具足を用います。このほかに、ご飯を盛る仏飯器、水やお茶を入れる茶陶器、おりんなども必要に応じて揃えましょう。
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お位牌の選び方
浄土宗では、お位牌のデザインに厳格な決まりがないため、好みやお仏壇の雰囲気に合わせて選んで問題ありません。
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仏像・掛け軸の選び方
浄土宗のご本尊は、舟型の光背がついた阿弥陀如来です。脇侍については、右側に善導大師、左側に法然聖人を祀るケースと、右側に観音菩薩、左側に勢至菩薩を祀るケースがあります。なお、これらすべてを祀るケースもありますが、その場合は菩薩を内側に祀りましょう。
浄土真宗本願寺派(西本願寺)
お仏壇の選び方
浄土真宗本願寺派のお仏壇というと、一昔前まではほとんどの方が金仏壇を選んできました。しかし、最近では金仏壇に限らず、唐木仏壇やモダン仏壇などから選ぶ方も増えています。
金仏壇には、浄土真宗本願寺派(西本願寺)用と、浄土真宗大谷派(東本願寺)用があります。家の宗派に沿ったお仏壇を選ぶようにしましょう。
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仏具の選び方
浄土真宗本願寺派の仏具は、「黒塗りや焼き色のついたもの」と決められています。花立・火立・香炉の「三具足」、もしくは花立・火立・香炉・仏器・茶湯器の「五具足」が使用され、それに加えて華鋲×2個・火舎香炉・火立の「四具足(しぐそく)」も必要です。四具足の内容は、本願寺派と大谷派で異なるので注意しましょう。
なお、浄土真宗の場合は、仏前椀(霊具膳)やお水、お酒などはお供えしません。
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お位牌の選び方
浄土真宗では、故人の精魂は現世にはとどまらず、そのまま極楽浄土へ導かれると考えられているため、お位牌は使用しません。
仏像・掛け軸の選び方
浄土真宗本願寺派のご本尊は、阿弥陀如来です。仏像を祀る際には、頭光と光背がつく西立弥陀を、掛け軸を祀る際には、後光が8本指している掛け軸を選びましょう。
脇侍は、右側に親鸞聖人、左側に蓮如聖人をお祀りしますが、地域や寺院によって異なるケースもあります。
浄土真宗大谷派(東本願寺)
お仏壇の選び方
浄土真宗大谷派でも、唐木仏壇やモダン仏壇などを選ぶ方が増えています。前述の通り、金仏壇には、浄土真宗本願寺派(西本願寺)用と、浄土真宗大谷派(東本願寺)用があるため、家の宗派に沿ったお仏壇を選びましょう。
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仏具の選び方
浄土真宗大谷派の仏具は、「金色の仏具を選ぶもの」と決められています。花立・火立・香炉の「三具足」、もしくは花立・火立・香炉・仏器・茶湯器の「五具足」といった一般的な仏具に加えて、仏飯器×2個、火舎香炉、火立の「四具足(しぐそく)」も必要です。四具足の内容は、本願寺派と大谷派で異なるので注意しましょう。
なお、浄土真宗の場合は、仏前椀(霊具膳)やお水、お酒などはお供えしません。
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お位牌の選び方
浄土真宗では、故人の精魂は現世にはとどまらず、そのまま極楽浄土へ導かれると考えられているため、お位牌は使用しません。
仏像・掛け軸の選び方
浄土真宗大谷派で祀るご本尊は、阿弥陀如来です。仏像を祀る際には、頭光と光背がつく東立弥陀を、掛け軸を祀る際には、後光が6本指している掛け軸を選びましょう。
脇侍は右側に十字名号(=帰命盡十方無碍光如来)、左側に九字名号(=南無不可思議光如来)を掛けます。ただし、地域や寺院によって異なるケースもあるため注意しましょう。
日蓮宗
お仏壇の選び方
日蓮宗では、唐木仏壇やモダン仏壇などどのお仏壇を選んでも問題ありませんが、金仏壇だけは避けましょう。
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仏具の選び方
仏壇に関しては厳格な決まりがない日蓮宗ですが、仏具では「隅瓔珞(すみようらく)」を使用するように決められています。これはお仏壇の屋根の四隅に吊り下げる飾りで、日蓮宗だけで使用される仏具です。
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お位牌の選び方
日蓮宗も、お位牌の種類やデザインについて決まりはありません。故人の好みそうなお位牌や、お仏壇に似合うお位牌など自由に選びましょう
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仏像・掛け軸の選び方
日蓮宗のご本尊は、大曼荼羅です。脇侍は、関東では右側に大黒天、左側に鬼子母神を配置し、関西ではそれを反対に配置します。また、日蓮宗の特長として、大曼荼羅の掛け軸の前に開祖である日蓮聖人の木像が置かれます。
日蓮正宗
お仏壇の選び方
日蓮正宗のお仏壇では、ご本尊を安置する「厨子(ずし)」と呼ばれるお社があるものを選びます。厨子は長方形の箱型で屋根があり、両開きの扉がついたタイプがほとんどです。お仏壇にはご本尊だけ安置し、位牌は祀りません。
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仏具の選び方
日蓮正宗の仏具は、花立・火立・香炉の「三具足」、もしくは花立×2個・火立×2個・香炉の「五具足」です。基本的なお祀りの場合は三具足、正式にお祀りしたい場合は五具足を用います。それに加えて、ご飯を盛る仏飯器、水を入れる茶陶器、おりんなどを揃えましょう。
なお、日蓮正宗では「しきみ」を花瓶にお供えします。「しきみ」は、生命力が強い常緑樹で、その香りで邪気を払うと言われています。
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お位牌の選び方
日蓮正宗では、本位牌を使用しません。葬儀ではほかの宗派と同じく白木位牌を使用しますが、四十九日に納骨を行う際にそれを寺院に納めます。日蓮正宗では、位牌の代わりに「過去帳」に戒名などを記載し、朝夕の参拝時に使用します。
仏像・掛け軸の選び方
ほかの宗派では仏像や掛け軸を祀るのが一般的ですが、日蓮正宗では仏像を使用しません。
日蓮正宗のご本尊は、「十界勧請の大曼荼羅」という曼荼羅図です。大曼荼羅は世界に一つしか存在しないため、お仏壇に祀るご本尊では、法主が直筆で書き写したものを使用します。この書写本尊を掛け軸にしつらえて安置します。
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