法要の引き出物(返礼品)はいざとなると悩まれる方が多いようです。室蘭市・苫小牧市・函館市など北海道(道南地区)の引き出物事情について簡単にまとめてみました。
【引き出物は何がよい?】
法要に参列してくださった方へ、お礼の気持ちを込めて手渡すのが法要の引き出物です。昔は様々なしきたりがあった法要の引き出物も、最近では比較的自由にその内容が決められるようになっています。室蘭市・苫小牧市・函館市など北海道の道南地区では特に消耗品がよいとされています。相手の方の好き嫌いが比較的少ない品、お茶やコーヒー、または海苔やしいたけ(どんこ)などが人気があります。また、地元の銘菓をお渡しする場合もあります。さらに最近では、カタログからお好みの品物をお選びいただく「カタログギフト」なども人気があるようです。重たい物や大きすぎる物、生ものは避けた方が良いようです。
【引き出物の予算は?】
法要の引き出物の金額は特にいくらと決まっているわけではありませんが、室蘭市・苫小牧市・函館市など北海道の道南地区では、一般的に3000円~5000円と言われています。
【のし紙の書き方は?】
法要の引き出物ののし紙は、薄墨で黒白または双銀の「結びきり」の水引を使用します。結び切りとは、「二度とあってほしくない事象に使う水引」をいいます。「もうこのような悲しいことが起きませんように」と願いを込めて結び切りの水引を選ぶのです。基本的には、弔事に使う水引はこの結び切りであると考えてよいでしょう。
表書きは「志」とし、下段には名字の「○○」もしくは「○○家」という喪家の名を記します。時には「志」の右上に「○○法要」と入れる場合もあります。三回忌以降は黄白の結び切りとする場合もあります。(地域によって異なります)
【引き出物の準備で気を付けることは?】
基本的には、ご夫婦で参列された場合も引き出物はおひとつお渡しいたします。また引き出物の準備の際は、お経をあげていただいた僧侶様の分を忘れないように気を付けましょう。うっかりする方が多いです。また、法事に参列して頂かなかった方でも、お供え物やご香典などを頂いた場合は後日、法要が無事執り行われたご挨拶もかねて、引き出物を持参もしくは郵送するようにします。
仏事でご不明なことがありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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